選曲にあたって「胎児は聴いている」
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「胎児は聴いている」のCDが最初に出たのは、今から十数年前のことですが、当時「胎教」といことばはまだ一般的ではありませんでした。その頃から較べる
と、今は、妊婦さんたちを対象にしたコンサートがあちらこちらで開かれたり、おなかの赤ちゃんに聞かせる英語のテープがヒットしたり、「胎教」ということ
ばもすっかり市民権を得たという感じがします。 たしかに、先端技術を駆使する最近の医療機器によって、私たちはこれまで知られていなかった胎内の赤ちゃんの様子がわかるようになりました。そして、様々 な外界の刺激に反応する神秘的な赤ちゃんの能力も解明されてきて、胎教の重要性がますます実感されるようになってきました。 でも、実際のところ、羊水の中に浮かんでいる赤ちゃんにどのくらい音を感じる力があるのか、まだわからないことが多いのも事実です。 「胎児は見ている」の著者バーニーは、お腹の赤ちゃんが好むのはヴィヴァルディやモーツァルトなど、バロックから古典派にかけての音楽で、ベートーヴェン やロックなど起伏の激しい音楽は好まないと述べています。一説によると、人間の脳波や心臓の鼓動に見られる周波数のパターンは、川のせせらぎと一致し、さ らにはバッハやモーツァルトの音楽の中にも共通するパターンがあるそうですから、バロックや古典派の音楽には人間の根源的な生命のリズムに共鳴する何かが あるのかもしれません。 そのように考えれば、お母さんが音楽を聴いて心安らぐこと、生命のリズムにゆったりと身をゆだねることこそ、おなかの赤ちゃんに最高の環境を創ってあげることになるはずです。・・・・・ 『選曲にあたって「胎児は聴いている」 昭和女子大学助教授 永岡 都』 より抜粋 |